令和6年4月
ご挨拶 令和6年度事業の取り組みについて
特定非営利活動法人
「あけぼの会」
理事長 富田 幹夫
「精神保健医療福祉の改革ビジョン(2004年)」では「入院医療から地域生活」を指針とした施策目標が示されましたが、いまだ精神疾患は増加傾向にあり、2017年には約420万人となり、 長期入院精神障害者の地域移行は十分とは言えない現状があります。
「誰もが自分らしく安心して暮らすことができる地域づくり」にむけて、草根の視点から、事業を再編・改編して支援事業に挑戦して参りますので、宜しくお願いします。
記
1 利用者の権利擁護
昨年度、虐待防止委員会と権利擁護部会を規定し、「利用者支援の指針」を定めました。
社会に開かれた自立支援の場を目標として「基本的人権の保障と交流分析による言葉かけ」に ついて、職場内研修において深めて参ります。
2 令和6年度活動の重点課題
①
利用者個々の生活希望の実現
就労支援のみならず生活に必要なサービス提供を支援の両輪とするため、スタッフ間の情報
共有と連携体制を見直し、より充実した自立支援計画の作成に努めます!
②
市民を対象とした請負作業の受託
草刈りやごみ投棄等の請負事業は、生活支援事業の一環として、高齢者や障碍者をはじめ
として市民の生活に役立つ奉仕作業として請負事業を再編して継続します。
③
地域貢献事業の取り組み
令和3年度から試行していました、地域貢献(受診・家事支援)事業を家事支援や定期ごみ
回収などホームヘルパーでは利用が難しい生活支援事業に改編して取り組みます。
又、市民相談会や公開講座の開催等NPO法人としての独自事業の開催を企画します。
④
グーループホーム体験利用相談
初めてグループホームの利用を検討される方や将来的な利用を考えられている方などに
短期利用や隔週利用など、弾力的な施行体験利用ができるよう、ご本人の希望やニーズを
中心としたご相談に努めます。